欧州旅行〜フランス編
8月14日午後 ルーブル美術館・パリ市内観光
パリ・シャルルドゴール空港着。
バスで中心部をくるっとまわる。
なんてことない通りでもこんなにキレイ。
で、ルーブル美術館へ。じっくり見る時間なんて全然なし。ツアーってイヤよね。おかんとコレは絶対見たいってのを絞ってまわろうと。そうせんと、ぽけーと見てたらすぐ時間切れになるから。で、二人の見たい!が一致したのは、有名ドコロの「モナリザ」「サモトラケのニケ」「ミロのヴィーナス」など。
が、案の定広すぎて迷った。
ニケあった!よし!見たねおかん。つぎっ!
モ、モナリザ!スゴイ人いっぱいでちっとも見えん!とりあえず対面はしたね、おかん!ハイつぎっ!
これまた人いっぱいやな・・・。うん満足!堪能したね!おかん。
・・・と、無理矢理納得して終了。迷いまくって常に小走りで名画も名彫刻もすっ飛ばして地図ばっか見てたもん。あの地図がいけない。0階を日本版では1階って全部ずらしてあるもんやから、それで混乱したのよね。はぁ。まぁそないに美術に造詣があるわけでもないので、コレくらいがちょうど良いのかも知れませぬ。
市内観光。凱旋門、シャンゼリゼ通り、オペラ座、エッフェル塔などを廻る。
絶好のエッフェル塔撮影ポイントで太極拳に勤しむ中国人。激しく邪魔。
晩飯。モンパルナスタワーの56階?にあるレストランでのお食事。おそらく旅で一番美味い飯だった。スモークサーモンがめちゃくちゃ美味い。でも量がすごいの。そんなにシャケ食べたくないよ。
モンパルナスタワーからのエッフェル。日没が遅いから夜景は見れなんだ。
夕食後の時間を利用して、セーヌ河のナイトクルーズへ。みんな単独行動が不安なもんやから、一緒のツアーのおばちゃんたちとメトロを使って行くことに。ワタシ以外はみんな50代前後のおばちゃんで、雰囲気的にワタシに全ておまかせ状態になる。10枚綴りの切符を購入したり、どっちの電車に乗るかなどを調べ、指示する。
その途中、急に腹痛に襲われる。下痢である。それはそれは激しい下痢である。メトロ乗ってる間、冷や汗が止まらんのね。今にも決壊寸前であるのを何とか堪える。こんな初対面同然のマダムの前でオイタをするわけにはいかんのだ。もう22歳なのだ。と必死に堪える。エッフェル塔前の駅に降りた瞬間ダッシュでカフェに入り、トイレを借りる。安堵。
カプリ島の青の洞窟といい、夜のエッフェル塔といい、なんでこうステキな思い出にさせてくれんのかなぁ。汚いエピソードばっかりだ・・・。
話戻ってセーヌ河のクルーズ。本当にステキでした。うっとり。大量のおばちゃんと一緒に来るとこじゃないよ。恋人同士で行くとこですあそこは。
8月15日 モン・サンミッシェル
5時起きでモン・サンミッシェルを目指す。バスで5時間。爆睡。
昼飯。ここの名物のオムレツ。卵の白身をメレンゲにして量を多く見せてるオムレツ。その昔、坊さんが家に来て飯食わせてくれって言われたんやけど、その家には卵1個しかなかったんですって。でも坊さんに満足してもらいたいってことで出来た料理だそうな。美談。が、この料理、そんなに美味いものじゃない。
レストランからの眺め。ここ、日本人のボーイさんおったよ。
モン・サンミッシェルの中も見物。小さくて高いお山なので急階段や坂が多くて大変。で、ピエトロとか散々豪華なものを見慣れてたから、中はいってみると「あ、地味」と思っちゃう。ていうかパリから遠いのよ。まるっと一日モンさんで潰れちゃうし遠いし地味なので、世界遺産とかテレビで見るのが一番良いのではないかと思ってしまった。あと、出口近くで食べたジェラートがえらい美味しくてびっくりした。
パリに戻って晩飯。大味。もう油がダメだ。半分以上残しちゃった。
8月16日 自由行動
唯一の一日自由行動の日。
午前中は母たっての希望でヴェルサイユ宮殿へ。パリにある日本の旅行会社のオプショナルツアーに参加。
その旅行社に張ってあったポスター。この旅で一番笑ったかも。
バスで30分ほどでヴェルサイユ宮殿着。これまたデカイ。広い。
メインディッシュの鏡の間。3分の2が改修中。ついてない。
ヴェルサイユ宮殿をまわった後はおかんと別行動をとる。おかんはまだまだ美術館が見たいらしく、オルセー美術館へ。ここもゴッホ、ルノワール、ミレー、モネ、マネなどの名画がズラリ。
ゴッホさん(おかん撮影) 彼女曰く「ルーブルよりちっちゃくてよかった。じっくり見れた」
ワタシは一人メトロを乗りこなし、シャンゼリゼ通りやオペラ座界隈を闊歩する。パリを堪能。シャンゼリゼ通りで安くて可愛い服屋さん発見。が、売り切れてるのかどうかわからんが、サイズがおっきいのしかないの!すごいかわいいキャミソールも秋物のコートもあったのに・・・。残念。が、パリを歩いた!という実感が持てたので概ね満足。
そして、オルセー行ってたおかんと合流。コレもおかんの希望でノートルダム寺院へ。
ステンドグラスが素晴らしい。オペラグラス的なもの持ってけば良かった。
晩飯。もう大味の西洋料理には飽き飽きだった。ので、パリでの夕食は
国虎屋さん(うどん屋) たしか情熱大陸にもとりあげられてたところ。
ワタシは国虎うどんを注文した。味噌味がやさしい。出汁が美味いんだ。ほっこりした。でも量は日本の1.5倍くらいはあった。そこは外人さん仕様にしてあるのね。
8月17日 さよならヨーロッパさん
パリを発つ。うあー悲しい。物足りない。飛行機に乗ってもなにやら興奮冷めやらずで、映画いっぱい見ちゃう。4本も。
「いま、会いにゆきます」で5回くらい号泣。人目もはばからず泣いた。「オペラ座の怪人」は選択ミス。あそこまで唄われまくるとちょっと・・・。「モンスターズインク」は設定はおもしろいけど、あまり満足せず。「きょうのできごと」は映画館で見たんやけどね。関西弁が沁みた。気付かんかったが求めていたようだった。