ウンココロ

これよりかなり汚い話をしますので、お食事前などに読まれませぬようお願いいたします。興味のある方だけどうぞ。



この本は6月初旬に四条のジュンク堂で購入。読んですぐに「おもしろいっ!この本のレビューを書き、皆に読ませねば!」と強く思ったが、そのままなんとなく放置して今に至る。が、この前の日曜日の情熱大陸寄藤文平氏だったので触発された。


この本は見ての通りウンコについて様々な角度で書かれている。

  • ウンコに関する統計『ウンコデータ』
  • ウンコ生成の過程を示す『ウンコファクトリー』
  • ウンコを分類した『ウンコタイプ』
  • ウンコに関する雑学を集めた『ウンコウンチク』

・・・などである。ウンコカラーチャートまであるのだ。

本屋で興味本位で手に取る。最初のウンコデータでやられる。大人たばこ養成講座でもそうやけど、本当に寄藤さんは見せるのが上手い。
そしてレジに向かう。なぜならこの本を企画した人の目線は自分と似ている部分があると感じたからである。


ワタシは22歳女子としてはウンコだのチ○コだのをよく口にする方だと思う。いや、引かんでね。モチロン普段は言わんよ?でも家族や彼氏の前では日常語のひとつになっているのだ。
その原因のひとつは『ワタシにとって排便行為は日々の体調に大きな影響を与え、喜怒哀楽を大きく左右するから』である。昔からワタシは長い便秘と短い下痢を繰り返す体質だった。便秘と下痢による腹痛はどちらもツライ。肌の調子もその日の気分も悪くなるからやっかいものだ。
そういう日々なので、快便だったとき、便秘でおなかがぱんぱんのとき、下痢でトイレを何往復もしているとき、普通のとき、必ず家族(特に母)に伝えた。「ワタシは今、達成感で満たされている」とか「なんとも不本意な結果に終わった」とか「ずどーーーーーん!!て出た」とか。(普段はもっと硬さや量、感想などを事細かに伝えるがあまりに生々しいので明言は避ける) 母も頑固な便秘症のため、私への報告を欠かさない。快便の際はお互いに喜び、苦しんでいるときはその辛さを分かち合うのである。
このウンコ報告を彼氏に初めてしたとき、彼はどん引きしていた。「女の子がそういうこと言うなよ・・・」と苦々しい表情であった。しかしワタシはコレを受け止めてほしかったので続けた。「ワタシにとってものすごく重要なものなのだ。知っていてほしいのだ」と。今じゃすっかり慣れてくれたけれども。喜ばしいことである。


毎日の生活とウンコは切っても切り離せないとワタシは思う。ステキな生活はステキなウンコをうむとワタシは思う。ワタシは大切な家族やパートナーとはオープンにウンコの話をしたい。
長年ワタシが持っていたこういった考えと、「ウンココロ」の『ウンコについて考えることは自分を見つめること』という主張は本当にぴったりきた。この本によって、ワタシのウンコ意識はさらに高まったし、日常がちょっぴり楽しくなったことはまぎれもない真実である。さらに!就職先はウンコと非常に縁の深い会社である。私のウンコ人生は始まったばかりなのだ!!!



というわけで、ワタシのイチオシ「ウンココロ」レビューでございました。こんなウンコ連発の文章を最後まで読んだ貴方はすごい。