ライフイズビューティフル

私の家の近くに電気会社の営業所があります。そしてそこの出入口にひとり警備員のおっちゃんが立ってるんです。突然ですが、ワタシはそのおっちゃんのファンです。高校生の時分から。なんといいましょうか、ステキな年齢の重ね方をしてるお顔なのです。渋くてかわいらしい。そしてそのお人柄。出入り口は信号のすぐ脇にあるんですが、信号が青になると信号待ちをしてるバイクやら車やらに「信号守ってくれてありがとね、いってらっしゃい」と言わんばかりの表情で会釈してくれるわけ。ワタシはその笑顔にいつも癒されているのです。
で。今日、本読んだり考え事するために営業所の隣にあるスタバに行きましてん。窓側の席に座るとおっちゃんの仕事ぶりが見えるのです。ワタシは本読んだりおっちゃん眺めたり、ゆっくりした時間を過ごしておりました。おっちゃんの仕事はステキでした。学校帰りの小学生とすごく楽しそうに話してたり、顔見知りであろうスクーター乗ったおばちゃんとステキな笑顔を交わしあったり。
警備員というのは地味でキツイ仕事だろうと思うのです。雨の日もガンガンに暑い日もおっちゃんは立っておるのですから。何時間も。ワタシが彼の立場なら不平不満をもらしまくるでしょうし、こんな仕事辞めたいと思うやろとおもうんス。でもおっちゃんは仕事に誇りを持って、充実した日々を過ごしてらっしゃるのだろうと感じたのです。
おかしな偏見や固定観念に縛られてる貧しい人間は、おっちゃんよりもはるかに若いワタシの方でした。