検体を想う


高野川でまったりした後、京都文化博物館へ。
人体の不思議展行って参りました。京都に来るのを待ち望んでたんス。ずっと行きたかった。
これはもうその名の通り『人体の不思議』がまるごとわかっちゃうというもの。骨、血管、神経、内臓、筋肉、脳、全部見れます。しかも全部ホンモノ。ええ、作り物じゃございません。そして触れます。こんな機会絶対無い!と思って、筋肉も骨も小腸も肝臓も触ってきた。すごい。ブラックジャックみたいだ。
1400円の価値ありました。体の中ってえらいことになってると素直に感心した。生命の神秘を想った。3〜10ヶ月までの胎児の標本もありました。少しずつ人間が形成されていく様子が見れる。あれを見たら中絶できなくなる。4ヶ月でびっくりするくらいしっかりとした人間の形をしている。
たくさんの(輪切りにしてあるのもほんまにいっぱいある)標本となった人たちを想う。肉がたれているよぼよぼのおじいちゃん、おそらくかなり若いであろう女性、胎児たち、弓を引くポーズをとっているのもある。それぞれに人生があって、家族がいて、医学の発展のために(他に理由がいっぱいあるのかも知れんが)検体として提供した。そしてたくさんの人たちに見られている。私もその中のひとりで、こういう形でその人と出会い、その人の人生を想像する。不思議。


おすすめです。ブラックジャックによろしくできます。